こんにちは。
北海道室蘭市のすのさき鍼灸整骨院の洲崎です。
整骨院での治療、また鍼灸も行っていますので痛み以外での不定愁訴⦅不眠・頭痛・手足のほてり・動悸等⦆にも広く対応しています。
気軽に相談ください!!
こむらがえりをする患者様
こむらがえりとはふくらはぎの筋肉の痙攣のことです。夜中におきたたり、日中おきたりすることがあります。原因として水分不足や運動不足などがありますが栄養不足でもなってしまうのです。
今回の話は、往診へいっている患者様のところでの出来事です。
『この前良かったよ!足も攣ることなくぐっすりと眠ることができたよ!』日頃、こむらがえりが夜中に起きてしまい夜ぐっすりと眠ることができないこの患者様。週1回の治療でだいたい経過良く過ぎていました。
『けどさ、昨日ね…』と話し始めます。
『内科行ったり、買い物へ行ったり歩きすぎたら夜中に足が攣って、眠れなかったのよ。』とこれもいつもの話。患者様は話を続けます。
『先生が張っていたツボにシール鍼張っても一向に良くならなくて…もうどこでもかしくもペタペタと張ってみたよ。あなたと私は違う鍼を使ってるでしょ?』と言います。
週一回の治療回数であり、夜中にこむらがえりが起こることを考慮して以前から家庭で出来るシール鍼をセルフケアの一環として購入してもらっていました。前回の治療時にこむらがえりがあり、必要なツボに私がシール鍼をしており、患者様も同じところにすれば治るだろうと思い実行したようです。けど、治まらないのでペタペタと貼ったという経緯でした。
良く診てみるとツボの位置がずれていること、ペタペタと貼ることで過剰刺激になっていることに気が付きました。
『これはね、ツボがずれているよ』『シール鍼の種類は同じだからね』と言い、患者様も納得された様子。
ただ、鍼をするだけが私たち鍼灸師の役目ではありません。ツボの本も一般書籍で手に入る時代。鍼もお灸もネットで簡単に手に入ってしまいます。ツボの位置を的確に押さえ、必要な刺激を考慮し、治癒へ導きます。治療時に手を伸ばすことが出来な部分をセルフケアで補ってもらいます。セルフケアで出来ない部分を補うのが治療ではないのです。
『お大事にね!!』元気な声を駆けて患者宅をあとにしました。
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