と言うことで…
整動協会のセミナーに参加してきました。6月10日11日は札幌活法(肩こり編)6月17日18日は東京整動鍼応用編(身心和合編)であります。
活法は先月の腰痛編に続き2回目、整動鍼は昨年からの積み重ねでアドバンスステージへチャレンジです!

今、勉強させてもらっている協会員の鍼灸師の人たちは勉強熱心で凝り性の人ばかり 笑。


北海道のセミナーには中部からも!東京のセミナーには日本全国から人が集まります。
そのような環境下で学んだのは“凝り”の解消がメインでありました!


肩こり編のテーマを見てみると~軸を操り緊張を開放する、11のテクニック~と書かれています。肩こりにの必要性を考えてこなかった今まで…
こりをとる方法を考えたときに筋肉の硬くなっている所を柔らかくするために“関連しそうな”場所に鍼刺激やストレッチを加え様子をみることがほとんどでした。

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一方、身心和合編のテーマに目を向けると~動きで心を整え超自然体に導く~と記されています。心身ではなく、“身心”であることに気付きます!!
嬉しくて笑顔になっていることを笑顔だから嬉しいと言うように動きが心を先行している事実に気づかされます。
この話でも1日かかりそうな興味深い副題から思わず口角も緩みます 笑。


さて、2回のセミナーを受けてポイントだと感じたことは患者さんが訴える“凝り”をどのように対処していくかであります。いや、当たり前でしょ!?とそう思う人も多いはず…
コリが簡単に取れたらこんなにもコリで悩む方がいないはずだし、治療方法もたくさん溢れていないはずです。それだけ難しい問題なのです。


やはり、患者さんの主訴で一番多いのが“痛み”・“凝り”であります。
患者さんの主観である“痛み”・“凝り”を共有するために私(術者)は客観的な指標である“動き”を診ていました。

上を向くと首のコリを感じる付け根部分が痛い…
と言うようにその動きにちょっとしたストレスをかけて痛みを誘発させ、“ココの部分が凝っていますね!”と言うようなニュアンスであります。


ライトテスト


少ない鍼数で頸の動きやすさが出ると、その場で劇的に起こった変化が脳裏に刻み込まれます。そのようなホームランを出すと次はストライク球ではなくボール球にも手を出したくなります。実際には、何とか痛みを誘発させようと必要以上のストレスをかけてしまうことです。


ストレステストに対して陽性なのがストライク球。
ストレステストに対して陰性なのがボール球とするとそのテストは見逃した方がいいに決まっています。進塁できるかもしれませんし、見逃すことによって次にはストライク球がくるかもしれません。


必要以上のストレスは患者さんの身体に緊張を生じさせ、その後の治療経過を左右させます。
本質を辿れば、患者さんの身体が発している“凝りをはじめとしたSOS”をどのように対応していくかであります。



『ココが凝ります』
『ここら辺が凝るのです』

旦那肩こり


と言う患者さんを目の前にしたとき

『この凝りですね。』と的確な圧でそのトラブルを把握できる触診力が必要になってきます。
皮膚から圧して、真っすぐに押すのか、骨に向かって押すのかでも訴えるコリは変わってきます。
しっかりと共有するためにもこの力は必要になってきます。

たかが凝り”されどコリ…
多くの方のお悩み対応できるように精度を高めていかないといけません。


興味深い事実として凝りをはじめとした筋緊張は、筋肉の使い過ぎによって起こると考えがちですが“筋肉をうまく使いこなせない状態”でも起こります。
猫背に代表される不良姿勢は脊柱の動きを制限させることで筋緊張を生んでしまいます。

 

姿勢が悪いと抗重力筋に過負荷がかかり本来の筋肉の役割を全うすることができません。

 

そして、日本の言葉も奥深いものであります。

『日本の言葉』(創元社)にはこう書かれています。

 

「凝る」は「こころ」と同じ語源である。すなわち「こる」とは凝集していることを指し、 古代人が動物の腹をさいてみると臓腑がいっぱいつまって凝集していることに驚き臓腑のことを「こる」「こごる」といった。臓腑の中でも最も重要な臓腑は心臓であることから 「こる」「こごる」は臓腑をさす言葉となり、やがて心臓のことを「こころ」というようになった。従って「肩こり」は肩で「こころ」を表しているとも考えられる。

なで肩⇒しょんぼりしている様子
怒り肩⇒怒っている様子

このようなことからも凝ると言う身体のトラブルは凝っているところが原因とは限りません。
どこに原因がありコリを生じさせているのかを見極める力を養う、活法&整動鍼のセミナーでした!

PS.
特に東京出張はSNSで繋がっている人達と初めて顔を合わせましたが鍼灸の専門性の高い凝り性の方ばかりでした☆本当に…。
その方々と昼休みにランチを一緒にいただきました。
技術的な問題、ビジネスモデル作り、雇用の問題、地域的な問題、ライフタイムスケージュールなど時間の許す限り情報収集をしました。

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すのさき鍼灸整骨院(HP
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~開業して37年~
これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください!!

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保有資格としては、鍼灸師・柔道整復師・姿勢指導士・ケアマネージャー・福祉住環境コーディネーター

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