≪歩行器の上の部分を持てない、症例報告≫~悪いのは誰??腰?脊柱?それとも…??~
訪問鍼灸での出来事(症例報告)であります。
自宅での移動が歩行器の方であり、週に1度の訪問鍼灸を受けている80代女性。
【治療日】
平成30年1月
【その日の症状とお悩み】
数日前から歩行器のハンドル部分を持てない。
右手は、下の所をもち左手はハンドル部分を把持している状況でした。
ハンドル部分を持とうとすると腰が引っ張られ痛くて持てない。【見立て】
ハンドルの部分を持とうとすると腰が伸ばされる。→腰の伸展時痛!?
違う視点でみると、ハンドル部分を持とうとすると母指球が付いて他の4指で握ると言う動きになります。
座位での腰の動きを見ると、年齢相応であります。
そこで胸椎の動きが悪くなり腰が伸展しようとしても連動がなく痛みが出ていると推測しました。
【治療】
R,T1(1)
【経過】
ハンドル部分が持てるようになりました。
本人は、不思議そうな顔をして歩行器で自宅内を歩きます。
その日の治療は、十分な変化を得ることが出来たので家庭内を一緒に歩き治療を終了しました。
【想い・考え】
今回は週に1度お身体を診させていただいている方と言う好条件と言うこともあり、患者の腰の状態を“年齢相応”と判断することが出来ました。
自分は、この方を初めて診ていたとするのならば腰を伸ばしやすいツボに鍼をしていたと思います。背中も曲がり明らかに伸びづらい姿勢であります。
ただ、違う視点で捉えることで低刺激で改善することを経験した症例であります。
以後、訪問へ行ってますが歩行器のハンドル部分を持つことが出来ています。(1か月経過)
※
すのさき鍼灸整骨院
室蘭市東町4-1-13
~開業して36年~
これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください!!
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