本格的に訪問鍼灸を始めて、1年が過ぎました。
最後の仕上げで使っていた、“なでる君”も疲弊しその任務を終えようとしています。
後任は決まっていませんが…。
そんな“なでる君”と走った1年を
介護予防鍼灸師に認定☆~Macからも考える、必要なもの~として綴りました。
院内で行う鍼灸とは違い、訪問ではアウェー感が漂います。
ある家では猫がたくさんいたり…
ある家では一車線しか入っていけないような所に家があったり…
ある家ではちやほやされたり…笑。
“訪問鍼灸”での在り方、介護現場の経験を活かしたいと思ったときに見つけたのが“介護予防鍼灸師”のセミナーでした。今年のゴールデンウィークに札幌で認定セミナーがあり、先日ようやく『介護予防鍼灸師』としての認定カードと認定シールが届きました☆
※オレンジのもはひめトレと言って、骨盤底筋を鍛えるエクササイズツールです(ひめトレ)
※必要な方には提供しています。
訪問鍼灸をやっていて1番のニーズは
『マッサージをやって欲しい!』という声であります。
その度に
『マッサージさんにお願いしたらどうですか?』
『鍼灸師なので…』
と丁重にお断りしてきました。
けれども、この武器を手に入れてからは皮膚への刺激がどれくらい身体に波及するのかを説明できるようになりました。
(約束はできませんが今度ブログに書こうと思います 笑。)
何より私の中で“気づき”が芽生えます。
患者とのその家族、関係者とお話していくと…
『マッサージが真の目的ではないのでは?』と言う結論に至りました。
と言うのも、その理由が…
『効いている感じがしない。』
『時間が短い』
が圧倒的に多いのです。
痛い局所の所に鍼をしないので、そう思うようです。
以前までビフォアフターで説明したり、「体にはエネルギーラインがありまして…」と専門的な立場からお話をしました。
これだと『ほらぁ!見てごらん!!』な感じを与えてしまったり…
訪問利用者は高齢者が多くビフォアフター自体が出づらかったり…
と自分の仕事時間のココにストレスを感じていました。
擦過鍼を取り入れると“会話”と言うキャッチボールが生まれたり、“表情の軟化”と言った非言語によるコミニケーションも自然と出てきました。
鍼を刺すわけではないので、ちょっとした世間話も笑。
すると、面白いことに時間は変わっていませんが批判的な声は減りました。
ここに解を見つけました☆
社会を見渡すと核家族化、独居や施設入所となると一人になる時間も多く…
何か足りないもの&失った物があるのではないかと…??
セルフレジの導入、電子機器の発達などの“効率化”により、手から手へ伝わる“ぬくもり”や口頭による“コミュニケーション”は薄らいできたのは事実であります。
この時代の流れを読んで、コミニケーションを重んじることでV字回復した企業があります。
それは日本マックドナルドであります。(※以下、ガンブリア宮殿放送分より要約)
はっきり言って、安さがあり何となくお腹に入れておきたいときに選ぶのが【マック】
消費者のベクトルが美味しさや食の安全性にチェンジしている時代背景もあり売り上げが減少傾向だったようです。あの原田社長でさえも変えることが出来なかった、負の連鎖。。
そんな中、外国人のサラ・カサノバ氏が社長になります。
海外のマーケティング力を活かして新しい風を吹き込みます!
・美化の徹底のためにピーク時には店内の清掃員を配置する
・cafeの設置
・一部店舗では、子供の遊具設置
・メニューの刷新など…
特にメニューで言えば、『グラン』シリーズがヒットし売り上げを伸ばしているようです。
この『グラン』シリーズはバンズから変えて素材にもこだわりをもった一品のようです。
バンズはふわぁ&もちもちとした触感で日本人好みで作られ、私が驚いたのは包装紙にも特徴をもたせたことでした。
ハンバーガーがこぼれないように一工夫されています(食べてからのお楽しみ♪♪)
これら全て、現場の声を聴き把握することで発見した“生きた声”であったと言えます。
トップダウン方式よりもボトムアップ形式を実行し、お客様を一番に働く人のことも考え…
とにかく“人”を重要視します。
・上記にあげたアイディア
・赤字の中でも自給アップ
・お客様と現場での働く人を繋ぐ、“店長会議”の出席
これらを繋いだものは“コミニケーション”であったと言えます。
やがて…
“Power of One”と言うキャッチフレーズが生まれ社内での絆が深く結ばれ、従業員の士気が高まりサービスの向上にも発展していたようです!!
このコミニケーション不足の現代に必要なものを補ってくれたのはこの“擦過鍼”であります。
(言い過ぎかも…笑。)
“シャッ!シャッ!!”とリズム良く擦り、受けた後は体がポカポカしてくる気がします。
自分の祖父祖母世代で良くおこなわれていた『寒風摩擦』も背中にある褐色細胞を刺激して体を元気にしていてたという説もあるくらいです。
冷えた体を温め、活力と言った自己のエネルギーを生み出すためにも“擦過鍼”は価値あるものと思っています。
この時間に私が耳を澄ますと“シャッ!シャッ!!”と聞こえるのは、雪かきの音色でした(^^)/
※
すのさき鍼灸整骨院
室蘭市東町4-1-13
~開業して36年~
これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください!!
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保有資格としては、鍼灸師・柔道整復師・姿勢指導士・ケアマネージャー・福祉住環境コーディネーター
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