≪そろりぎっくり腰と残る棒で刺さるような腰の痛み≫


【来院日】

平成29年11月

【患者情報】

建設業で30代男性 
むちうちの既往あり。

【症状・お悩み】

来院日の5日前にそろりぎっくり腰
※この表現は鍼灸臨床こぼれ話 (宮脇 和登 著)より引用
(ぎっくり腰になりそうになり、それを避けるために体勢を変えそのまま固まったような状態)


来院日の2日前にも石を埋める作業をしているときにさらに悪化して来院。

上を向くと頸が突っ張るので併せて何とかして欲しいと言うことでした。

人体図 - コピー - コピー



【来院きっかけ】

ホームページを見て

【治療】

初診日
L,後谿・光明・太衝、きゅうろ

治療後
『腰は動くようになり調子いいけど、肩甲骨の内側が重く感じる。』

と言うことで

L,C2(3)に鍼治療をして症状の緩和を確認し、終了しました。


2診目(2日後)
『腰は前回より動けるようになったが痛みは変わらない。』

『左足の靴下をはくことが出来ない。』

と言うことでした。

動けるようになったという事は、他の部位の緊張と考えたので体を観察し、

L C5(1)・大腰・養老

に治療をします。

治療後、動作チェックをすると

靴下履き動作は可能になっているがその動作で…

『腰の横側が棒でささるように痛い!!』

と言う訴えがあります。

L 足臨泣

上記訴えが消失したためこの日の治療を終了しました。


3診目(2日後)

『頸の上向きが少し辛くなってきた』
『今日も腰をそると腰の横側が棒でささるように痛い』

と言うことで
L,曲池、C2(4)、足臨泣

治療後、動作チェックをして

『全く痛くない!』と言われていました。

今まで一番良い顔をされていました。


4診目(10日後)

職業柄出張などが重なり、10日後になってしまいました。

・仕事は支障なくやれていること
・棒で刺さるような痛みはない。

・ちょっとしただるさと頸部のだるさがある

L,腰腿点(1)、C5(1)、曲池

今回の症状は来院する2日前までなかったようです。
治療間隔が開いても症状が落ち着いていることから集中的な治療は終わりました。




【想いと見立て】

初診日に『建設業をやっているんだけど、仕事がどうにもならない。』
『どうにか出来る??』と半信半疑で来た患者さんに自分の力を発揮できた症例となりました。

患者は初診時に『なんとかして!』とすがる思いで来られます。
今回の場合だと信頼度50%程度だったと思います。この数値を高めるか低くなってしまうかは初診時治療が大切になってきます。
(※中には100%で来られる方もいます。)

初診時にツボ、後谿・きゅうろにしたときに腰が動きやすくなり
『あぁ~違いますねっ!!』と喜んでもらえたことが信頼度を高められた結果となりました。3診目まで2日置きと言う治療計画を実行できたのも初診時の対応が全てと思っています。

『腰の横側が棒でささるように痛い!!』と言う訴えでも足臨泣と言う足先にあるツボが動きやすさをデザインしてくれました。


局所に鍼をするわけではなく、ツボに鍼をすることで即効性を強く感じました。




すのさき鍼灸整骨院
室蘭市東町4-1-13
~開業して36年~
これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください!!

ご予約・お問い合わせ⇒0143-43-5635
※“ブログ見ました!”と一言言ってもらえると嬉しいです。

保有資格としては、鍼灸師・柔道整復師・姿勢指導士・ケアマネージャー・福祉住環境コーディネーター

講演活動等の講師依頼も頂いております。
保健衛生講座、お灸教室など地域の方のために全力で対応しますよ(#^^#)

すのさき鍼灸整骨院→ホームページ
口コミサイト→エキテン