進化・深化・新価~ライフパートナーとしての歩み~



私が去年の秋に副院長に就任してから、鍼灸を中心に治療方法を模索して、少しずつ軌道修正をはかってきました。本を通して学ぶこと・DVDを見て実技を学ぶこと・全く関係ない本を読んで思想に深けたり、セミナーに参加したり…

ブログ報告してた、横浜へのテーピング研修も一区切りしたところです。

飛行機へ乗ってセミナーへ行ったり、情報を求め札幌へ行ったりと…
1月にETCやガソリン代も4万くらい。。


けど、ごくごく当たり前のことなんだと気づかされます。
当たり前であって必要な行動なんだと思います。




先人たちの生い立ちを問うと誰しもが皆、凸凹の道を通りその道を補正しながら歩んでいることがわかりました。
数百万円を投資して、新たな技術を身に付けたり・セミナーに参加したりと…
私とはケタが違うことを実感しました。
まだまだ、自分はこのままではいけないと思っています。
上の人から学び、吸収して身に付けていきたいと思います。



足りないものは補い、枝葉を付けていつしか咲くであろう花への通過点と思いますが焦らずステップアップしていきたいと思っています!
この業界は終わりがなく、一生勉強する職業と思います。
そうでないと生き残れないと思うし、満足がゴールになってしまうからです。

明らかに20年前と今では業界全体が違うようです。
院の数が多いし、似たような施術(マッサージ・整体等)をやっているところが多いです。

事実、私は約1年前デイサービスセンターでセンター長兼機能訓練指導員として働いていましたが小さな整骨院のようなものでした。

電気治療器もある。滑車と言って肩上げする機械もある。マッサージもしてもらえる。ストレッチもしてもらえる。痛みも改善の他に歩行練習、買い物まで…

生活に即した訓練までもが自分の仕事でした。


そんな周囲環境と置かれている立場を振り返ると…

負けたくない!
来てくれる方のライフパートナーになりたい!

そう決心し、今年は種まきシーズンと想い気がつけば5月になりました。

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これは、1か月前に札幌で行われた横浜の柔道整復師、久保田隆介先生の全国セミナーのときの写真です。

youtubeでの札幌セミナー感想

ちゃっかりyoutubeデビュー笑。

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テーピングセミナーの修了書をもっての写真。


久保田先生の全国セミナーでは全体診の方法を学びました。
けど単発でこのセミナーだけ行っていては今の自分はなかったかなぁと思います。インプットできたとしても必要要素と言うか土台がなかったので。
その土台は、1月から2週間に1度のペースで久保田先生の講義を受け、思想に共感できたからこそ今の自分の土台があると思っています。

何が変わり、どう進化・深化したのか?

原因=痛みではないという事がよくわかってきました。

よく、肩が上がらない人は猫背だからー!!…
って話で終わることが多いのですがさらに深く考えるようになったのです。
姿勢治しましょうね!で終わることも多いのですが…

この場合大題後面のハムストリングスが硬くなっていることが多いのです。猫背になっていると胸筋を緩めて硬くなっている筋肉をほぐすことが一般的と思います
もちろんそれだけで効果もあることがありますが一時的な変化に過ぎないことに気づきました。

背中が丸いまま胸筋を伸ばしても再発してしまいます。背中にタオルをあてて伸ばした状態でも同じであります。

・背中が丸くなるのはなんで?
・根本治療って何?
・猫背で大胸筋を緩めることが根本治療なの?……

と考えるようになってからは、足からの影響・骨盤からの影響もみえるようになりました。

患部から離れた部位からのアプローチを実践すると段々と結果も出てきました(^^)
また、先生に教えてもらったことも体感します。

・低刺激で十分であること。
・悪い影響が出づらいこと。
・良い影響が出やすいこと。

先日、整体の先生と数年ぶりにお会いして整体の先生と技術交換会☆

数分で肩が上がりやすくなり、驚いていました。
同業の方も驚くほどのテクニックであります。



症例と言うか、考えだけでも伝えることが出来たらと思いますので簡単に紹介します!

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ベッドから寝返りが出来ないと電話があり、訪問治療へ行った時のものです。
右足の中指・小指のエネルギーラインに乱れがあり、その巡りを調整するようにDIPにキネシオテープを施します。すると、脇腹~大腿筋膜張筋~腓骨ラインにかけてあった寝返り動作時痛が臀部のみ、だるい・痛いと言うものに変化します。
もう一度、動作評価をしたところ寝返り時に骨盤ー下肢への連鎖がうまくいってなく痛みが出ていると推測しました。足のむくみもあり、足趾の機能が発揮されていないことがこの痛みの引き金となっていると想い、少し強めの評価用テープで再考します。

すると、動きもよくなり本人も驚くくらい寝返りが楽にできるようになります。

後日、寝返りが出来るようになると痛みがなく寝ることができると本人も喜んでいました。

現在、歩行バランスを高め外出することを目標が変わり治療を続けています。

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60代女性で美容師の方で、背部痛と首の伸展困難ということで来院。
腰の伸展動作評価で後方重心であることで、膝の完全伸展が困難なため後方の痛みに繋がっていると推測しました。前方重心への意識付け・足趾機能改善を目的に足趾にキネシオテーピング、骨盤が開き仙骨座りになっていたためこれを正すための膝上部へのテーピングをしました。

すると痛みもなくなり楽に腰を伸展させることができます。
もちろん、抱えていた背部痛と首の伸展時痛もとれました。

鍼灸は、女性科疾患がありそれに対して行ったものです。

現在、週2回に来院され体の歪みの調整を行っています。


上記2例は高齢の方へのテーピングでしたが、小学生や中学生、高校生へのテーピングもしています。
みんなにしているわけではなく、刺激量と本人のニーズに応じてしています。

ここでまた、1つ発見があったのですが年齢が若い人ほど効きも早く、効果が出やすいことがわかりました。
東洋医学ではよく気の巡りがよい、早いからと言われ年齢が若い人ほど低刺激で行ってきました。
ここでまた、この概念が合致したことで私の研究も深まりそうです!

全身をみれるようになった!というのは大げさかもしれません。
ただ、セミナー等へ行く行動を起こす前よりはステップアップしたことを実感しています。

完璧なものはないですが昨日の自分を乗り越え、進化・深化できるように努めたい思います。
新価を求める旅路は長そうです(#^^#)

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