数あるブログの中から私のブログをご覧いただきありがとうございます。
北海道室蘭市のすのさき鍼灸整骨院の鍼灸師柔道整復師である洲崎和広がお送りする、情報発信の場となっています!!当院は今年で開業36周年を迎えました(^^)/


これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください。

昨日、2名の男性に美容鍼灸を実施しました。
女性がメインの美容鍼灸ですが男性の方にも受け入れられて嬉しいっ!(^^)!
そんなことから今回は“美容鍼灸から見た鍼灸師の立場”を振り返ってみました。

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≪美容鍼灸から見た現在の立ち位置≫


今日、『美容鍼灸』『美容鍼』と言う言葉は鍼灸業界に問わず多くのメディアを通して話題となっています。世界の美容業界では身体の中から美しくなる『インナービュティー』『トータルビュティー』への関心が高まり、これまで、欧米ではニュヨークタイムズ・ABCなどの多くのメディアが鍼治療と美容についての情報発信を行ってきました。

日本では2006年頃から注目されており、都心部を中心に専門治療院が出来たり新たな分野で光を浴びることになった美容鍼灸であります。

 
負けたくはない!けど…ライバルではないような…。

近年、鍼灸学校の増加に伴い鍼灸師の数は一昔前に比べると大幅な増加傾向であり私の鍼灸整骨院の周りにもそのような店舗が多くみられます。また、介護業界にも私と同じ資格をもった鍼灸柔道整復師が常勤しており、同じようなサービスをしている店舗もあるようです。リラクゼーション系の店舗も見られます。

一般の方は鍼灸院よりリラクゼーション系の店舗の方が入りやすいと思います。

その理由として鍼灸のマイナス的なイメージがあると思います。それは

“痛い・熱い・暗い・怖い”と言ったものであります。


鍼灸院へ足を運んでもらうには、先入観をかえていかなければなりません。

そのようなイメージを変えるのは並大抵な努力ではできません。

現場に立ち、鍼灸技術の素晴らしさを伝えていくには時間が必要だと感じています。

 

『興味があったのでホームページの美容鍼の様子を見てきました!』と言って来てくれる方も見られます。その方が周囲の方を紹介してくれたり、徐々に美意識の高い女性達に受け入れられているのも現状であります。一回受けてもらえれば、変化がわかり違いを感じてもらえるように技術練習等怠りません。ですので、安心して受けてもらえればと思っています。

 

また、鍼灸師の社会的地位について思うところがあります。

鍼灸師は3年間の修業を経て、厳しい国家試験に合格し、その後初めてその業務を行うことができます。一方、整体などの民間資格にはその規定がありません。数日間の研修や通信講座を受ければ、証明書が送られてきて業務を行う人がいます。しかし、一般の方の中には、民間資格である整体師と国家資格である鍼灸師が同じであると認識を持たれる方が少なくありません。そのため、鍼灸師は国家資格でありながら現在の所残念ながら十分な評価を受けていないのが現状であります。


でこぼこの道

本来、鍼灸治療とは東洋医学の考えに基づき、長い歴史の中で様々な疾病に対して治療を行うものであります。しかし、この価値を多くの方に理解してもらわないと鍼灸治療を多くの方に行うことはできません。鍼灸の受療率が5%未満と言われる中、若い自分ら世代がこれからの鍼灸を背負い、本気で取り組まなければいけません。

 



明日への扉そっと開く♪


美容を目的とした鍼灸については、はじめは1つのブームに過ぎないと思われたかもしれません。しかし、美容鍼灸と言う技術は、元々身体の治療を基に考えて行ってきた鍼灸技術に美容の要素を取り入れたもので美容と健康の双方を実現することのできる素晴らしい技術であります。この技術を伝えるのは、今後の鍼灸業界の広がりを左右するくらい大きなものと考えています。多くの鍼灸学校が出来て、ライバル店もできる中レベルの高い鍼灸師こそが生き残ると考えています。

美を追求していくと必然と健康がリンクします、この健康と美=健美を多くの方に知ってもらいたい!!と思う、今日この頃です。