数あるブログの中から私のブログをご覧いただきありがとうございます。
北海道室蘭市のすのさき鍼灸整骨院の鍼灸師柔道整復師である洲崎和広がお送りする、情報発信の場となっています!!当院は今年で開業36周年を迎えました(^^)/

こんなこと知りたい!こんなこと相談したいと言う方は是非コメントくださいね☆

これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください!!

今日は、同業の方から訪問鍼灸もやってるんだね!いいことやってるじゃん!!と褒められたのでいつも以上に真面目にブログを書きたいと思います 笑。

鍼灸師が在宅でのケアを施す場合、以下のパターンが考えられます。

①急性疾患であり、家から動くことができない場合。
②土曜日、日曜日で病院がやっていなくお願いされる場合。
③高齢で足が悪く、院へ来れない場合
④施設からの要望→まだ、実現していませんが。

などなど…。


※以前は札幌出張時に場所を借りて、鍼灸をしたときもありました。

今回は、鍼灸師が在宅緩和ケアに従事するときを重点に書きますね(^^♪

まずは、緩和ケアは1人でやることではありません。家族や他の医療従事者、他の介護訪問系サービスと共同で動いていきます。ですから、しっかりと自分の専門分野・立場を理解しケアをしていきます。私は、デイサービスの機能訓練指導員、センター長の経験があるので介護側・医療者としての“寄り添い”を理解しているつもりです。

患者様はどこを見ようとしているのか?何を求めているのか?を同じ方向に向き合うケアが大切になってきます。見ようとしているものを見ようとする態度が大切になってきます。お宅にお邪魔すれば、個人史を感じることができます。孫の写真、趣味の活動、木彫りの彫刻、各賞状、家族の写真、好きな食べ物など…
これがコミニケーションの潤滑油になることもあります。

秘密主義・個人情報保護の観点から現代社会では、プライバシーの配慮もかかせません。
個人宅に訪問していること、近くには家族がいることは重要な因子であります。

次にセラピスト側のマインドについて。
患者様が鍼灸に期待していることを理解することです。
多くは“苦痛緩和”を目的としています。この何層にもなっている苦痛の衣を一皮一皮剥がしていくように苦しさが少しでも和らぐと患者様は少しずつ心を開くようになります。
トータルペインに直面している患者様はすらすらと言葉を口にするような状況ではありません。それは、苦しい時はそもそも他人に語ることはないと言うことです。苦しいことは忘れたいもの。語ることでわざわざ想い出すことはありません。苦しいことは、本来わかりづらいものです。

鍼灸による身体的苦痛の緩和に努めながら、感覚を鋭敏にして患者様が心を開くのを待ち私達鍼灸師の役割と思います。かかわった患者様は、治癒を目標にしているのではなく、残された時間で限られた身体機能を維持し生活の質を高めより良い時間を過ごすことを目標としています。
緩和ケアは、様々な職種がチームを組んで個別の対応が求められるものであります。



“戦後のベビーブーム世代”が65才以上になっている社会変化の中で生きることの延長にある死を見据えて鍼灸師が何をできるか、そんな想いを馳せ私の旅は終わりません(^^♪

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