日本妊産婦整体セミナーは、妊産婦さんが安心して利用してもらえるようにと思って昨年の札幌のセミナーから受講を続けています。
セミナー報告の前に、妊産婦さんから見た安全とはどういうものなのか?を助産師さんの方からお話を伺う機会があったので紹介したいと思います。

当たり前過ぎて書く必要はないかもしれませんが…

“お腹の赤ちゃんに何かあったらどうしよう…”
“知らない人に身体を触られるのは嫌…”
“どんなことをしているか?がわからない”


など…。

妊産婦さんの方にとって不調があってその身体を委ね、何とか良い方向へと思っている中で当然と言えば当然であります。特に妊娠中は、自分の事よりお腹の赤ちゃんの事のほうが心配だという一言が一番強く残っています。


この日本妊産婦整体セミナーを受けてから月日が経った1年でも多くの臨床経験ができました。
それをどのように伝えていくかはあまりしていなかったので新しいホームページには症状ページや症例を加えていきたいと思います。そして、今後も地域の方が安心して来てもらえるようにスキルを磨きたいと思いました。


さて、ここからはセミナー報告であります。


1日目は座学&実技であります。
テーマは『環椎後頭関節の検査と矯正』であります。


環椎??と思った方もいると思います。

環椎とは、第一頸椎の事を示しています。
背骨の一番上の骨とその上にある後頭骨の矯正(調整)方法であります。


臨床でこの関節を意識することはなかったのです。
作用が大きいのは解剖学的にも予想はつくのですが“どうやっていじる?”と言う壁が大きくて、意識と言うよりは“作用させるのは無理でしょ…。”と思っていた方が強いのが事実であります。


それを治療家である僕らにもまた一緒にいた助産師さんたちにもわかりやすく教えてくれるのがこの協会の特徴であります。


オステオパシーやカイロ(治療家さんたちの職種)などではここの調整には数時間の講演が必要とも言っていましたがボキボキすることなく出来るやり方を教わったのでこれはすぐに臨床で登場しそうです 笑。


“あぁ!!あの患者に適応しているな…”と受講中もイメージを膨らませます。
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受けてみると、頸の回旋の動きが良くなり頸が軽くなったような感じをうけます。
頸の回旋の動きが良くなると…
肋骨の可動性も上がり、胸郭も上方へふわっとします。
一番わかりやすいのは、腹部全体が緩まる事です。
妊産婦さんに問わず、コンディション調整に適していると思いました。


背臥位、座位でも出来るところがとても良いと思います。
臨床では、どうしてもスペースが限られてしまいますから…。


この他にも側頭骨の調整も教わりました。
頭痛に問わず、首を動かしたときに側頭骨部分でひっかかりを感じるときに使えそうです。

そうそう、低学年の野球少年がヘルメットをかぶった時に起こる頭痛のときに良いそうです!
この時にかぶるヘルメットは先輩方から借りたものなのでブカブカしており、側頭骨付近の頭痛も見られると

…このような話を聞くと応用が効きそうです 笑。


顎関節の調整、口角のアップ、鼻腔の左右差調整、目の開けやすさなど…
側頭骨を診れることでまた違った世界が見えてきました。


特に側頭骨を成す顎関節は、噛むことだけではなく身体の動きを調整する役割もあります。
スポーツ選手のマウスピースなどはわかりやすい例と思います。
余計な力が入ってしまうことでパフォーマンスを阻害することもあります。
また、顎関節の近くにある耳疾患・頸凝り、肩凝りにも応用は広がります。


鍼の勉強会でご一緒している先生にもお会いでき、実技をしながらあーだこーだ言えた時間も自分にとって貴重な時間になりました。



2日目は、『妊産婦ケアをするなら知っておきたい心身の変化』について助産師さんの方から聴講してきました。

普段から妊産婦さんのケアに当たる助産師さんからの生のお話はなかなか聞くことが出来ない機会であります。症例、病院勤務で起きたアクシデント、勤務形態の限界点など…
誇りをもち仕事をされていることがひしひしと伝わってきました。

女性の元気がその地の暮らしを豊かに!
それを助産師さんたちがサポートしているようです。
助産師→Mid wife (女性の傍らにいる人)と言う意味。 まさに!!と思いました。


自分が特に印象に残ったのは“母乳育児”であります。

人工物との違いは、カロリーや栄養素などを細かく見ていくと差があり面白かったです。
けど、どっちが良いと言う話ではありませんでした。

その人の置かれている環境、母体の健康状態によっても適切な選択があると言うことがわかったのが大変勉強になりました。

母乳の利点としては…
・病気になりにくい
・赤ちゃんにあった栄養であること
・赤ちゃんの生育発達を促すこと
・アレルギーが少ないこと
・経済的
・ダイエット効果がある

・母性が感じる
・赤ちゃんとのスキンシップなど…。

この最後の2つは親子の絆を深めてもらうためにも大切にしたいと思います!!

母乳トラブルで言えば…

乳腺炎や母乳不足が考えられます。
そう考えると自分が輝けるフィールドはまだまだありそうです☆

情報発信大切ですね!


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すのさき鍼灸整骨院(HP

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~開業して37年~
これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください!!

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保有資格としては、鍼灸師・柔道整復師・姿勢指導士・ケアマネージャー・福祉住環境コーディネーター

講演活動等の講師依頼いただいております。
保健衛生講座、お灸教室など地域の方のために全力で対応します。

現状では5月、7月、10月に外部活動が決まっています!
随時更新していきますね(^^)/