すのさき鍼灸整骨院の副院長の洲崎和広です☆
ブログ更新です(#^.^#)

本日のテーマは
『腹診から見える鍼灸の可能性』と言う事で書きました。

20180216_085844


鍼灸をメインに治療を行っていると内科・婦人科疾患を相談されることもしばしば…

患者さんの鍼灸に可能性を感じた期待に応えるべく尽くしています。

逆子・過敏性腸症候群・逆流性食道炎・過活動膀胱・生理痛・膀胱炎・胃のむかつきなどお腹を診るような症状を抱えている方が最近増えてきましたので綴ったところです。


腹診とは切診(※後述)の1つで、腹部を
切診して経絡や臓器の病変を探るものであります。
胸部・季肋部・躋部・下腹部・鼠径部などを触り、状態を確認するも手段であります。
当院で取り入れている“整動鍼”では、おおよそのエリアに対応するツボが当てはめられています。



腸は発生学的にみてもポイントにな
ります。

最も期限が古い器官は、腸であると言われています。
口と肛門が同じ穴(管)でまかなっています。と言うことは食物の取り入れと排泄も一つの穴でまかなっていると言えます。

ちなみに人の消化管では、便を貯めて排泄する必要性を生じて、大腸が発達したと言われています。
妊娠一か月ではまず消化管・肝臓を形成されることから、重要であると言えます!


東洋医学の診断法として【四診】があります。


・問診:問うことで診断する方法
・聞診:聞く
ことで診断する方法
・視診:視る
ことで診断する方法
切診:触ることで診断する方法 ←ここに腹診が含まれます。


字では触ると書きますが実際に鍼灸師が行う行為は腸に耳を傾ける、まさに“傾腸”であります。

鍼灸治療には、消化管運動への効果の他に血中オピオイドの増加や内臓過敏性の軽減効果があることが、最近の過敏性腸症候群の研究からわかってきています!

このことから、鍼灸治療を行うことで排便回数を増加させるだけではなく、便秘に伴う周辺症状に対しても効果が期待できそうです。
患者は便秘が主訴で来られても単体ではこられません。併せて腰痛がある、むくみがある、頭痛がするなどが考えられます。

このように便秘と言う症状にフォーカスするのではなく、患者と言う全体像を診てツボ選びをします。



“傾腸”を通して鍼灸治療の本筋である病気を診ず、病人を診ると言う基本に振りかえることが出来ました!!


腹診でわかるのは…

あなたの健康状態であります!

メタボではいけません!!笑。

皆様も“傾腸”してほしいのは便秘のときであります。

理想は、“つきたてのお餅”であります!!


私もいつお腹を出してもいいように気を付けます 笑。






すのさき鍼灸整骨院
室蘭市東町4-1-13
~開業して36年~
これまで培った経験を生まれ育ったココ室蘭に還元して地域の方、来てくれた方のライフパートナーとして歩んでいきたいと思っています。あなたの〇〇したいという思い、是非お手伝いさせてください!!

ご予約・お問い合わせ⇒0143-43-5635
※“ブログ見ました!”と一言言ってもらえると嬉しいです。

保有資格としては、鍼灸師・柔道整復師・姿勢指導士・ケアマネージャー・福祉住環境コーディネーター

講演活動等の講師依頼も頂いております。
保健衛生講座、お灸教室など地域の方のために全力で対応しますよ(#^^#)